目次
- わたしが「心の土台」を最も大切にする理由
- 「大荒れと噂が回る」主任時代。頑張りだけでは解決しない大きな壁
- 怒鳴りから信頼へ。子どもとの関係を変えた「学びの法則」
- 完璧じゃない自分も許す。親になって再認識した「自己受容」の大切さ
- 親になって見えるようになった現実
- 親の犠牲はいらない。わたしがあなたにできること
わたしが「心の土台」を最も大切にする理由
はじめまして。はるです。
「大人の心の余裕が、子どもの心を育てる。」
この考えは、わたし自身の放課後児童クラブ勤務時代の7年間の失敗と苦悩から生まれました。
放課後児童支援員として7年間、そして一人の親として子育てをする中で、わたしが本当に学んだことについてお話します。
「大荒れと噂が回る」主任時代。頑張りだけでは解決しない大きな壁
20代前半で放課後児童クラブで働くことになり、最初はアルバイトとして週数回の勤務、楽しく働いていました。
入社から2年半、運営形態が変わることになり、3クラブある内の2クラブが保護者運営から民間運営になり、職員とも子どもたちともあまり関わったこともないクラブへの異動、そして知識も経験もないまま主任になることになり、毎日が必死でした。
経験がない、若いというだけで「レッテルを貼られる焦り」から、「わたしがしっかりしなければ」と子どもたちを管理しようとしてしまったんです。
「ちゃんとして!言うこと聞いて!」と怒鳴り散らし、高学年からは反発され、何度も衝突しました。
保護者から「このクラブ大荒れでやばいって噂だよ」と聞かされ、「こんなに頑張っているのに誰もわかってくれない」と、毎日涙が溢れていました。
そして、わたしの頑張りとは裏腹にトラブルは増え続けました。
怒鳴りから信頼へ。子どもとの関係を変えた「学びの法則」
ある時、「頑張りの方向性が違うのではないか?」と気づき、先輩に相談し、積極的に研修や見学へ行き、大先輩たちに相談しました。
そこで、自分に「知識」が圧倒的に不足していたことに気づいたんです。
年齢別の子どもの発達、特性への理解、関わり方…、一つ学ぶたびに実践し、効果を実感しました。
「はるさんなんて嫌い!」と言っていた子が、甘えて膝に乗ってきてくれるようになった時、信頼関係が大切なんだと感じました。
「大人が穏やかだとトラブルが減り、イライラしていると子どもたち同士のトラブルも増える」
という現場での明確な法則。
ここから、まずは自分の心の安定(土台)こそが最も大切だと痛感したのです。
そこから、チーム全体で子どもたちを支えていきたい。と思うようになり、定期的に勉強会の日を設けて支援員全員で取り組みました。
この子は問題児だと決めつけていた職員も、「子どもの行動にはすべて意味がある」という行動分析の考え方に触れ、実践していくことで変化しました。
子どもの行動の理由を探し、理解し、受け止め、実行していくことを繰り返し、「可愛くて仕方ない!仕事が楽しい」と言ってもらうこともありました。
完璧じゃない自分も許す。親になって再認識した「自己受容」の大切さ
無事に出産し、子育てが始まると、今度はわたしが「睡眠不足と不安から家族に当たり散らす」側に。
孤独感も感じ、完璧ではない自分に、自己嫌悪しました。
何もできない日々に、意味もなく涙が溢れて止まらなくなる日もありました。
少しずつ子育てにも慣れ、子育てする上で
【大変なこともつらいことも、全部楽しむ】こと
を目標にしていたことを思い出し、うまくいった日もいかなかった日も、
「これでいいんだ。こんな日もある。これも全部わたし!」と
自分で自分を受け止める大切さを再認識しました。
親になって見えるようになった現実
親になってから、今まで見て見ぬふりをしてきたニュースに、心が揺れるようになりました。
虐待、いじめ、自殺、犯罪、そしてお金の仕組み…。
一つひとつの出来事に、子どもの未来が脅かされているようで、胸が痛みました。
家事に育児に仕事に追われ、自分の時間がなくストレスが溜まる。
そんな不安定さが、子どもにも伝わっているのではないかと思うこともあります。
だからこそ今、大人が心の土台を整えることが、
次の世代に「穏やかな心」を繋ぐ第一歩だと感じています。
親の犠牲はいらない。私があなたにできること
多くの親が、家事や仕事に追われ、余裕をなくしてしまう今。
それでもわたしが発信するのは、あなたが心を満たすことで、その安定が子どもに繋がり、次の世代にも繋いでいく世の中になってほしいと願うからです。
親だからと全て犠牲になる必要はありません。
あなたもあなたの人生を歩んでほしい。
わたしにできるのは、選択肢を増やすこと。
答えを教えることはできません。
できない理由を探すのではなく、できる工夫を一緒に考えていきたいと思っています。
プロや専門家の「正解」は一つでも、あなたの家庭の「正解」は1つではないはずです。
その正解を、一緒に探してみませんか?
▶次回は「わたしを支えてくれた心の土台」について詳しくお話します
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